ゆうき図書館を会場に開催された研修会で、講師を務めました。
お題は「図書館員が知らなければならない図書館システムをめぐる現状について −岡崎市立中央図書館事件の問題点とは?−」。

このテーマについては、セキュリティの専門家の方や大学の方などがこれまでにも発言しておられますが、公共図書館員による発言は決して多くはありません。
そういう意味で、「これは火中の栗を拾う羽目になったぞ」と思いましたが、大事なことですから目を背けていても仕方がないので、引き受けてみました。

・ベンダーに丸投げで、私は知りませんという態度はもう通用しない。
・市民にサイトを公開する主体は図書館なのだから、責任を持とう。
・困ったとき、あるいはわからないことを何でも相談できる図書館員のコミュニティがあると、何かと助かりますよ。

−といったような話をして、Code4Lib JAPANと公共図書館Webサービス勉強会を紹介してみました。
この私の講演に続いて、当館の臨時・嘱託職員を含む4名がリレー形式で、東北学院大の支援から、9月のワークショップのことを紹介し、最後に再び私がコミュニティの重要性を語って午前の部は終了。
午後は、研修に参加された方の勤務先のシステムメーカーごとにグループを組んで、情報交換会。
その途中でCode4Lib JAPAN Workshopの私の担当する会の名物となりつつある、ゆうき図書館スタッフ手作りお菓子をお出ししてのティータイムも入れてみました。
県の研修でこういうのは、恐らく過去にはなかったことでしょう。お菓子によるおもてなし、大成功でした。スタッフには本当に感謝です。